一スピリチュアリストの声

10年前からスピリチュアリズムを学んでいます。まだ学びの途中でありますが、これまでに学んだこと、経験をふまえて綴ってまいります。                                                                                    

あなたに平和が訪れんことを

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あなたの心は平和の内にあるでしょうか?
これまで、人々は毎日あれこれと忙しく動き回ってきました。

いま、思いもしなかったウイルスの出現により、人類は否応なしに立ち止まされています。
皆、一刻も早くこの災厄が去ってくれることを願っています。私も同じ気持ちです。
しかし、今、人類が大切な事に気付かなければ、苦しみは続くでしょう。いえ、もっと苦しみは増すことでしょう。そして、これは永遠に続く事ではありません。どういう形で終息するかは今はわかりません。しかし、”人間が何故存在しどう生きるべきかは”、必ず理解しなければなりません。それは宿命であります。

今、人々はこの混乱に翻弄されています。些か乱暴に思えるかもしれませんが、この問題より”人間はなぜ存在し、どう生きるべきか”このほうが大問題であり、最も関心を向けなければならない事なのです。本来、全てはそこから始まるのですから。

まさに世の中は”終末の時”の様相を呈しています。人類が悟るべき時なのです。
人類は有史以前から、神を求めてきました。数知れない宗教を興し人々に教えを説いてきましたが、本当の救いには至らず、反って反目を煽り世界を混乱に落とし入れてきました。人々の心に平和をもたらすことはできず、代わりに憎しみ、怒り、そして争いをもたらしたのです。人類はこれ迄、ず~と不幸の内にあったのです。それは、ただただ人類が必要とする普遍的真理を見いだせなかったからにほかなりません。

2000年前にナザレの地にイエスなる人物が現れて愛の神を説きました。人間の在るべき姿を説きました。しかし、当時の人類の未熟さゆえに、彼を十字架に架けてしまいました。その後も歴史は皆様がご存知の通り人類に平和はなく、安らぎはありませんでした。苦しみの長い時を経験してきました。これは、この苦しみは、必然とも言えるでしょう。個人をとっても、人類全体にとっても犯した罪の償いは何処かで何時かはせねばなりません。私達人類は2000年間、償いのために苦しんできました。

時満ちて、今から100年前「シルバーバーチの霊訓」がもたらされました。イギリス人のモーリス・バーバネルという人物を霊媒として、高級霊界から人類に必要な霊的真理が地上に降ろされたのです。人類の途方もない混乱、悲劇は真理を知らない、無知であると言うことに原因があるのです。

真理を知らないと言うことは、自分が如何に生きたら良いのか解らないということになります。目的もなく何をしたら良いかが解らず日々は過ぎて行きます。焦りはあります。虚しさを覚えます。手あたり次第目の前のことをこなして何となく暮らして、気がつけば既に老境にあり、己れの死を意識せざるを得なくなります。眼前には「死」「死んだら全て終わりか」「死後の世界はあるのだろうか」という果てしない疑問が現れます。そしてこれに関して明確な回答はこれまで得られず、諦めてまいりました。これは私自身が辿ってきた歩みでもあります。

私はそれでも求めてきました。若いころから諦めたり、いやでも何かの手応えを探してというあがきの繰り返しでありました。

世の中が、世界が平和であって欲しい、と願っても己自身の内面が平和でなければ一歩が踏み出せないのです。ですから、あなたご自身は今、平和の内にいますか?と問うのですた。だた、完全なる平和は今すぐには得られないでしょう。なぜなら、周りの人達、そうして世界中の誰もが幸せになれていないとしたら、あなたが真の幸せを覚えることはないからです。しかし愛の神の懐に暫しの間抱かれ、深い安らぎと平和の時を持つことは可能でしょう。あなたが心がけ次第で、そうした境地が得られると私は信じています。あなたと周りの方たちに平和と安らぎが訪れますように。