一スピリチュアリストの声

10年前からスピリチュアリズムを学んでいます。まだ学びの途中でありますが、これまでに学んだこと、経験をふまえて綴ってまいります。                                                                                    

『霊的真理を知ればこんなに幸せになれる』 ~シルバーバーチ 

毎月1日にブログをアップしてきましたが、今回は事情があって遅くなりましたことをお詫びします。また今後も不定期となるかもしれません事を、お伝えしておきます。

人間は存在の始めから宗教を持っていたと云われています。
ではどうして人間は宗教を必要とするのでしょうか?
そもそも宗教とは一体何でしょうか?

 ある人は病気や人間関係における苦しみから救われたい、またある人は死後の幸福を得たい、またある人は現世の御利益を願って宗教に関わって来ました。

人間は何時の時代でも幸せになるために宗教を求めてきました。しかし、本当の幸せは単に苦しみから逃れることでもなく、また現世的御利益に与ることでもありません。人間は他の動植物と異なり、霊的存在として造られています。
すなわち親なる神は人間に自らの属性、すなわち神性を付与されたゆえに、人間は知らず知らずのうちに神を求めるのです。神に近づきたい、と願うようになるのです。
それが親と子の関係の本質です。親のような人間になりたい、親の願うような人間になりたい、という魂の欲求です。
 それはつまり「霊的成長」を成す、ということに尽きるのです。
今この地上では霊的無知があまりにも酷い状況にあります。これでは到底霊的成長は望むべくもありません。
「神とは如何なる存在か」、「神と人間の関係とは」、「死とは、死後の生とは」、「人間存在の目的」、「人間は如何に生きるべきか」などがまるで解っていないのです。

 宗教は、初めは霊格者が霊界からの啓示を受けて純粋にそのメッセージを説いていたはずでした。
それが時間の経過に伴い、後世の人間たちが自分たちに都合の良い内容に置き換え教義を構築して来ました。自分たちの宗教のみが人類を救うことができるかのように喧伝され、世界に広まって来てしまいました。
今地上世界は、世界宗教と言われるキリスト教イスラム教、仏教をはじめ、無数とも言える宗教が存在しています。
そして教義・儀式を重んじ、立派な教会堂・寺院を建立し外観をもってその威力、権威を誇示しています。
中身のない見せかけ、上辺だけです。あたかもそれが宗教であるかのように人々を思い込ませてきました。
時が来て、170年程まえに高級霊界から「霊的真理」が地上に降ろされました。
霊界において、イエスを中心とした高級霊達が結集し、周到な準備・計画に基づいて「霊的真理」を地上人類に知らせるべく実行に移されたのです。これがスピリチュアリズムの人類救済活動であります。霊的無知からの脱却です。
高級霊によりそれが地上人に伝えられたのです。これが「霊界通信」です。
スピリチュアリズムでは数多くの霊界通信が演出されましたが、その中でも「シルバーバーチの霊訓」は最高峰の霊訓であり、他の全てを凌駕しています。
シルバーバーチの霊訓」はイギリス人のモーリス・バーバネルという人物を霊媒とした「交霊会」において伝えられました。
「交霊会」とは参加者が一つの部屋に集まり、霊媒が中心に座して和気あいあいとした雰囲気のなかで、霊界からのメッセージが霊媒を通して語られるというものです。

あるときの交霊会でシルバーバーチは次のように語っています。「今日ここにいらっしゃる方にはぜひ、霊的真理を知ればこんなに幸せになれるということを身をもって示して頂きたいのです。」 
  (シルバーバーチの霊訓(四) P115 スピリチュリズム普及会版 )

私はこの言葉を、私自身に語られた言葉として受け止めました。 私はこれまでの人生で苦しみは沢山ありましたが、それでも取り立てて不幸だ、とは思っていませんでした。では幸せである、と思ってきたのでしょうか。いえ、それでも無かったように思います。しかし今、“幸せです“と断言します。それは以下のような事柄を理解し納得することができたからに他なりません。

  1. 今私は所謂「病気」ですが、それを“不幸“とは捉えていません。そうではなく、これまでの自分の生き方を振り返り、考え、反省し、改めることの出来る有難い事と受け止めているからです―――これまでの生き方のどこが間違っていたのか。
  2. 病気は自分にとっては、魂の向上の ために必要であった。肉体的にはボロボロですが、私の魂は喜こんでいます。                 
  3. 信頼できる同志・兄妹を得ることが出来たことは最高の喜びです。
    人間は神を親とした兄弟姉妹であり、互いに信頼し足らないところを補い合い、進化を目指す存在であるから、この地上で心を一つにできる、同志・兄弟姉妹はかけがいのない存在です。
  4. 人間は永遠なる存在です。 
    人間は死んでも死なない。縁あって絆を結んだ者同士は、永遠に共に進化・向上の道を歩むのです。 
  5. どのように進化の遅れている人に対しても温かい眼差しを向けることが可能となり、寛容心・慈悲の心を抱けるようになりました。

如何でしょうか。まだまだ乗り越えるべき課題はありますが、今私は幸せです。

どうぞ「霊的真理」に触れてみていただきたいと思います。
霊媒のモーリス・バーバネルは1981年に他界していますので、今はシルバーバーチ交霊会に直接参加することはできませんが、「シルバーバーチの霊訓」として書籍になって残っています。その殆どが先輩のスピリチュアリストにより日本語に翻訳されており、私たちはすぐにでも読むことが可能です。
スピリチュアリズム関連の自費出版書籍一覧 上記をご覧ください。シルバーバーチの訓えの殆どが書籍として出版されています。また、インターネット上でもそれらを読むことが出来ます。
私たち日本人は恵まれている、ということが出来ます。

人間は自分が幸せであるならば、これを他の人にもお裾分けしたいと考えます。

是非ともシルバーバーチの霊訓を手にされて、霊界からの真理に触れて下さいますよう願いいたします。

終わりに、付けくわえておきたいことがあります。今地上世界は混迷の極みに在ります。世界を共産化し、自国の支配下に置こうと策略を巡らしている中国の危機が迫っています。そして国内においては、精神性の破壊が加速している様子を見ることが出来ます。こうした現実を霊界の高級霊たちは見逃すことは在りません。黙って地上世界を見下ろしていることなど決してありません。力を結束して強力な働きかけをしているようであります。私達はそれに答えるよう、最大の努力をして参りたいものです。