一スピリチュアリストの声

10年前からスピリチュアリズムを学んでいます。まだ学びの途中でありますが、これまでに学んだこと、経験をふまえて綴ってまいります。                                                                                    

霊界の導きとスピリチュアリズム

  f:id:gsirakaba:20211130161149p:plain

去る11月27日は私の79回目の誕生日でした。
その日の夢で、自分の人生上の出来事の幾つかがパノラマのように映し出されました。死の扉を超えたその時に見る、あの全人生を映し出すパノラマではありませんでしたが、それに近い感じでしょうか。

私自身の全人生を霊界は全てご存じである、ということを明白に知らされたようであり、一段と霊界が身近に感じられました。

私のこれまでの人生は苦しみ・痛みの連続でありました。このように言うと、同情してほしいからか?とか不満があるのか?とか 言われそうですが、決してそのような甘えた心根からの事ではありません。誤解をして頂きたくないから申し上げますが、事実を客観的に考察したいのです。

さて、この夢では過去のある体験の場が映し出されています。その時は本当に苦しく、もう如何してよいか解らないという絶望の時でしたが、夢の中では私自身にはその霊的意義が理解出来ていて、むしろ幸せな気分なのです。もうすでに解っているのです。それは決して無駄な苦しみではなく、必要な試練であるという事を。

実際、その時の顕在意識では全く無自覚でしたが、魂のレベルでは実はすでに承知しての事であったと言えるのです。魂は求めていたのだと思います。苦難の歴史を自分自身に課すのです。
何かを手に入れるためには、それなりの努力を、犠牲を払わなければならない事は当然です。大きなものを得るには更なる努力を、犠牲を払わなければなりません。

今回、こうしたパノラマを見せていただいたのは、霊界からの嬉しいプレゼントに思われました。どういう事かというならば、それはこうです。

「全てを霊界側は見ていましたよ。一つも逃さず、あなたの人生カルテに書き記してありますよ。時には怖気づいて逃げ出したことや、小さく固まってしまったこともありましたが、一つ一つに勇敢に挑んだことが記録されていますよ。何一つ無駄になったことは在りません。」と霊界から言われているように私は受け止めました。実にありがたいことです。
とても嬉しく、且つ勇気付けられました。
これが79歳の誕生日に唯一の送られてきた、有難い祝いのメッセージでした。

私はこれまで、低い自己評価ばかりしてきました。それでも一つだけ自分でも誇れるところがあります。それは「一途さ」です。人はこれを評して、頑固だ、我を張る、などと言いますが、私にはこれが必要でした。これ無くしては今日の私はあり得ません。
真実を前にしては屈しない、神を絶対に裏切らない、という信念です。
これを頑なに守ってきました。

このような自分が十数年まえにスピリチュアリズムに出会いました。出会う、というよりは霊界が導いてくださったのです。
私の苦しい人生とは、スピリチュアリズムに出会うために必要な試練でした。それなくしては到底巡り合うことは出来なかったでしょう。
何も耕されない荒地には種を撒いても芽が出ません。もし出たとしても到底育ちません。種をまくためにはこれで良い、というまで耕されなくてはなりません。そして芽が出てからは絶えず水や肥料をやり、雑草の除去、そして十分な日光が必要です。その仕事を誰がするというのでしょうか・・・。それは自分自身がします。勿論、ここには霊界の絶大なる援助があり、ある時は同志・霊的兄弟姉妹の助けを借ります。大切な仕事であり、これなくしては事は成就しません。(ちなみに、私はガーデニングが趣味です。)

スピリチュアリズムとは「イエスによる人類救済運動」です。
所で何故、イエスによる人類の救済運動が必要なのでしょうか。イエスは2000年間に亘り、この地上世界の悲惨さを目の当たりにしてきました。
この間、何もせずにただ見ていたわけではありません。どの様にしたら地上の惨状をなくすことができるか、2000年前と同じく人類への熱い思いで救済の方策を練って来たのです。他の高級霊界の霊人たちとともにです。
そして100年ほど前にイギリスにおいてバーバーネルという霊媒を通して、シルバーバーチによる交霊会が行われる様になりました。これは霊界のイエスシルバーバーチという高級霊と地上のバーバネルという霊媒を使って、私達地上人に是非とも必要な霊訓を語らせる、という一大イベントだったのです。
ここでの膨大な内容が「シルバーバーチの霊訓」として纏められて、それが書籍として出版されています。私達はこれを読むことで霊的真理を詳しく知ることが出来ます。

今、地上世界は激動のときを迎えています。世界を共産化しようとする中共の脅威、情勢不安定なアメリカ、そして何処を向いてのか良いのか定まらない我が日本国。

私達はしっかりと背を伸ばし、目を見開き、何を為すべきかを見定めなくてはなりません。
シルバーバーチが言うように、地上世界を覆っている二つのがんをなくさねばならないのです。一つは“利己主義”そしてもう一つは“物質中心主義”です。この二つが全世界を覆って真理を見失わせ、人類を惑わせているのです。心を落ち着かせ、どこに真実があるのか、何に指針を求めると良いかを見つけだして頂きたいと切に願います。

今は願い求めるなら、それは与えられるという好機なのです。大切な人生を是非とも無駄に送らず、価値あるものとしてくださいます様切に願っています。